ウォータールー橋、日光の効果――もやに浮かぶ紫のアーチ
淡いもやを渡る橋
クロード・モネの《ウォータールー橋、日光の効果》では、長い橋が画面を横切り、そのアーチは紫と青で描かれている。黄色、赤、淡い緑の小さな筆触が橋の路面に沿って集まる。その背後には、遠くの垂直な形態がピンクとモーヴの霞の中に立ち上がる。水面はキャンバスの下方を占め、その色は空に近い。
本作には1903年の制作年が記されているが、シカゴ美術館によれば、実際には1900年に描き始められた可能性が高い。モネはロンドンのサヴォイ・ホテル5階の窓からウォータールー橋を観察した。したがって、完成作に記された年は、このキャンバスへの制作が始まったとされる時期と区別して考えるべきである。
モネはまた、ジヴェルニーのアトリエでもロンドン連作に取り組んだ。同館は、この連作を一つのまとまりとして完成させてから画商の元へ送りたいという彼の意向を伝えている。現存する本作は、ロンドンでの観察とその後のアトリエでの制作を合わせたものであり、ホテルの窓辺で途切れなく一度に描き上げたものとして時期を特定することはできない。
寸法は65.7 × 101 cm(25 7/8 × 39 3/4 in.)、額装時は88.9 × 123.2 × 10.8 cm(35 × 48 1/2 × 4 1/4 in.)と記されている。キャンバスは高さ65.7 cm、幅101 cm。横長の画面が、橋を画面いっぱいに伸びやかに渡らせる余地を与えており、額装時の寸法はより大きな物体としての本作を表している。
霧の中のアーチをたどる
橋の下の暗い開口部は、本作で最も明快に繰り返される形である。それぞれの湾曲した頂部は明るい橋脚と接し、その下の水面は途切れがちな青い筆致で続いていく。縁の鋭さは部分によって異なる。橋の一部は他の部分よりたどりやすいが、長い構造物は画面の幅にわたって読み取ることができる。
路面には、小さく分かれた色の筆触が置かれている。それらは遠景の交通を思わせるが、車両や人物を一つひとつ描写しているわけではない。いくつかの暖色の筆致が、より冷たい紫の帯に対して置かれている。その大きさは下に広がる大きなアーチとは異なり、橋がはるかに小さな形態を載せた堂々たる構造物であることが伝わる。
その向こうでは、煙突やその他の高い形態が細い青紫の筆致で描かれている。それらの上端は周囲の淡い絵具に溶け込んでいく。中央付近の最も高い暗い形態は、両側の淡い垂直線よりも際立っている。遠近は、細部まで描き込まれた建物の連なりではなく、色と輪郭の違いによって表れている。
空には淡い青、ピンク、ラベンダーの色面がある。水面はそれらの色のいくつかを、より短く変化に富んだ筆致で繰り返している。このキャンバスの中心には、くっきりと輪郭を描かれたオレンジ色の太陽はない。題名にいう日光の効果は、画面全体に見られる明るいもやと色彩に満ちた面を通して捉えることができる。
連作の一部として完成したロンドンの眺め
橋は構図をその上下の広い領域に分けているが、遠い岸と空を隔てる固い地平線はない。淡い色面が路面の背後にある垂直な形態に重なっている。その結果、建築物は識別可能でありながら、明瞭で間近な眺めなら与えるはずの細部は省かれている。
大気は、モネの《ノルマンディー列車の到着》ではまた別の姿を見せる。そこでは駅舎の屋根の下、線路や機関車のあいだに蒸気が立ちこめる。《ウォータールー橋》はより開けた情景である。この二作を比べることで、産業的な主題をそれぞれ区別しつつ、淡い絵具が構造物の輪郭を遮るあり方を知ることができる。
陽光に照らされたルーアン大聖堂の正面では、石積みが空のわずかな部分を残して縦長の画面を満たしている。ここでは、アーチが空気と水の広がりの中に水平の帯をなしている。これらの眺めは建築物とその周囲に異なる比率を与えており、その光の効果はそれぞれの配置に即して読み取るべきである。
シカゴにある1903年のキャンバス
シカゴ美術館が所蔵するこのオリジナル作品の収蔵番号は1933.1163である。同館の目録は本作を《ウォータールー橋、日光の効果》、キャンバスに油彩、1903年制作と特定している。記録は、署名された年をモネが当時ロンドンで本作をすべて描いた証拠として示すのではなく、制作がそれ以前に始まった可能性と、その後のジヴェルニーでの作業を説明している。
モネには同じ橋を主題とする作品が複数ある。本作を見分ける際には、題名、制作年、収蔵番号を合わせて参照するとよい。長く伸びる紫のアーチ、淡いピンクと青の周囲、路面の小さな色の筆触が目視による確認の手がかりとなる。より強くオレンジ色を帯びた眺めや、画面の比率が異なる眺めは、連作中の別のキャンバスである可能性がある。
展示の構成は変わりうるため、実物を観に赴く前に美術館へ問い合わせてほしい。キャンバスの寸法と額装時の寸法は、それぞれ別のことを示している。前者は絵を描いた支持体を、後者は美術館での展示状態を含めた物体を表す。どちらも、受注制作される複製画の提供サイズを決めるものではない。
長い橋の広がりを保つ
《ウォータールー橋、日光の効果》の複製画は、主にキャンバスに手描きした油彩画として提供されている。キャンバスプリントは別の媒体として選ぶことができる。手描きと印刷では、同じ画像に基づいていても表面が異なるため、仕上がりやサイズの選択肢を比べる前に媒体を決めておきたい。
横長の画面全体を保つことで、橋の広がりとその背後に立つ高い形態との関係が保たれる。アーチの周囲を大きく切り取ればその関係は失われ、画面の上半分だけを残すトリミングでは水面の多くが失われる。細部の写真だけに頼らず、構図全体を検討中の寸法に照らして確認してほしい。
商品の現在のコンフィギュレーターには、複製画として提供されるサイズと仕様が示されている。壁の面積を測り、額装を選ぶ場合はその分も考慮に入れてほしい。参照画像の淡い色からは、新しく制作された実物の絵画が特定の部屋、壁の色、照明に対してどのように見えるかは決まらない。
制作年と光についての問い
この絵は1900年と1903年のどちらに描かれたのですか。
1903年と記されています。シカゴ美術館は、モネが1900年に描き始め、その後ジヴェルニーでロンドン連作の制作を続けて完成とみなした可能性が高いと考えています。
モネはどこからウォータールー橋を観察したのですか。
同館は、ロンドンのサヴォイ・ホテル5階の窓を視点として挙げています。その記録された位置から、このキャンバスを描いた正確な時間までは分かりません。
この作品には明るいオレンジ色の太陽があるのですか。
確認できる画像では、橋の上に淡いピンク、青、紫の霞があるものの、くっきりと輪郭を描かれたオレンジ色の円は見られません。橋を描いた他の作品では、色の配置が異なっています。
手描きの油彩画を注文できますか。
はい。油彩の複製画はキャンバスに手描きされ、主要な版として提供されています。キャンバスプリントも選べます。リンク先の商品選択画面で媒体と提供される仕様を区別できます。
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関連資料
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